僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

映画

『シロメ』

『オカルト』『ノロイ』等の白石晃士監督の新作『シロメ』を観てきました!!そもそもフェイク・ドキュメンタリーというのはドキュメンタリータッチでいかにうまくフィクションを入れることができるかっていうのが重要なわけです。作り物を入れすぎると醒め…

『ぼくのエリ〜200歳の少女〜』

『ぼくのエリ〜200歳の少女〜』を見ました。 注意!今回は完全にネタバレ覚悟で書いていますので鑑賞後に読んでください!今回どうしても納得がいかなかったところがある。面白いシーンがたくさんあったのだが、どうしてもそれが納得いかず、不完全燃焼な後…

『インセプション』

『インセプション』鑑賞。大風呂敷(設定)を広げられるかぎり広げ、それを自分ですべてを回収する映画の仕組みにとても好感を持ちました!だから2時間半という長時間も楽しく過ごせる良い映画でした!ストーリーは他人の頭の中(夢)に侵入してアイディアを盗…

『トイストーリー3』

『トイストーリー3』を観てきました!おもちゃたちが事故・誤解によってアンディ(持ち主)の家から出て帰ってくるだけの話の第三弾です!いやぁ〜どえらいことになってました!三本通して言われていることは「消費社会におけるおもちゃの行方」です。1は悪ガ…

映画音楽あれこれ

you tubeで好きでよく観る映画音楽を紹介しまーす。 アカデミー賞でサウスパークの挿入歌『Blame Canada』を歌うロビン・ウィリアムズ。カナダのせいだ!!カナダのせいだ!!って言ってます。 『ブルース・ブラザーズ』より。これを観ていろんなダンスの種…

『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

最初に『ハングオーバー』を観たのは去年の秋頃開催されたイベント「映画秘宝ナイト」でした。その時点では日本公開未定だったのですが、ゴールデングローブ賞を獲得したということと公開を望む観客の希望もあり7月より日本公開が決定され、今まさにやって…

2010年上半期映画ベスト10位

公演が終わって落ち着いたので、上半期映画ベスト10を考えた。上位3本は生涯ベストに間違いなく入る作品なのでスッと決まりましたが、4位以下7本を選ぶのに中々苦労しました。2010年1月〜6月に観た新作映画(2010年公開)は25本で、うち邦画4本、洋画17本、ア…

『告白』

『嫌われ松子の一生』や『パコと魔法の絵本』の中島哲也監督の最新作『告白』を観てきました!中島哲也監督は暗い話と相性が良い。スローモーションやCG等を駆使しポップな映像体験を我々にさせる。『嫌われ松子の一生』では松子の転落人生をミュージカルな…

『ヒーローショー』

僕は現在の若手芸人の中でジャルジャルが結構好きだ。関西圏の芸人でコントと真っ向から勝負をしているところが好感を持てるし、やっぱり面白い。井筒監督の映画に出るということで『岸和田少年愚連隊』のような作品になるかと思っていたが、それとはまった…

『川の底からこんにちは』

なんだか評判の良い『川の底からこんにちは』を観てきました。『愛のむきだし』からノリにのっている満島ひかり主演で、「中の下」であるダメ人間が逆境に立ち向かっていくという内容。前半は木村佐和子(満島)がいかにダメであるかをちょっとした笑い交じり…

『9〜9番目の奇妙な人形〜』

本当に何を言っているのかがわからなくてキョトンとしてしまいました。そもそも人形の彼らは何のために生まれてきたのでしょうか。まずそこがわかりませんでした。少なくとも映画からは感じ取れませんでした。別に何のために生まれたという説明がなくても、…

『第9地区』

とりあえず観ていない人は観てください!なるべくこの映画に関する情報を入れずに観た方が絶対に面白いです!!今回はホントに観ていない人は先を読まないでください! じゃあ観た人はスクロールをば・・・。 物語の作りが絶妙に巧い。 物語はあるテーマを語…

『息もできない』

また韓国からドエライ映画がやってきました。しかも本作の監督ヤン・イクチュンは監督デビュー作にして製作・脚本・編集・主演も同時にこなしています。しかも途中、制作資金が底をつき家を売り払うという根性。本当に寝床に困っても完成させる価値のある素…

肝心なところはふわっと-『シャーロック・ホームズ』

う〜ん、イマイチ。ヌメッとした展開に雰囲気だけの会話。ホームズの要素はいろんなところに盛り込まれているのだが、そこまで好きじゃないでしょ、ガイ・リッチー!という感じであった。ガイ・リッチーは雰囲気で撮る監督なのでそれが裏目に出たんじゃない…

爆弾に魅せられて-『ハート・ロッカー』

どかーん!!とブルース・ウィリスなんかが出ているアクション映画を派手に演出する爆弾。やべぇ、爆弾だ!そんな台詞が出たらもう爆発必須だ。そんな映画を楽しくしてくれる偉大なる爆弾を処理してしまうとは何事だ!!という『ハート・ロッカー』を観てき…

赦すことで闘う-『インビクタス/負けざる者たち』

高らかに理想を掲げる人には、ついつい信頼してしまう。理想は強力であればあるほど信頼を集めるのではなかろうか。しかし希望が見えなければ理想を掲げることはできない。ネルソン・マンデラはそれだけどん底の状況でも希望があることを信じ続ける、いわば…

間を持たせる偉大なオッパイ-『パラノーマル・アクティビティ』

僕はフェイクドキュメンタリーが大好きだ。フェイクドキュメンタリーはその名の通りドキュメンタリータッチのフィクションである。画面とは言えドキュメンタリーであるから現実なのだ。その地続きの現実で起こる事件に興奮するのだ。大切なのはいかに現実ら…

母親未満-『フローズン・リバー』

去年『母なる証明』という凄まじい映画を観た。題名からもわかる通り母親映画である。『フローズン・リバー』も母親映画なのであるが微妙に違う。『母なる証明』は母親の息子への底なしの愛情が描かれている。それに対して『フローズン・リバー』は立派な母…

現実が呼んでいる音-『Dr.パルナサスの鏡』

自分は映画を現実から逃げるために観に行っているところがある。映画の世界に入り込み、現実を忘れることができればできるほど、その作品が傑作であることが多い。逆につまらない映画は、現実から離れられない。途中で空腹が気になったり、映画が終わってす…

イェーイ!俺、青い人!イェーイ!-『アバター』

1年ほど前の話。それまで普通に大学に来ていた友人がある日パタリと来なくなった。最初の頃は病気にでもなったのかと思っていたが、来なくなって3週間も経つ頃、彼は大学を辞めたという噂が立ち始めた。それから約1ヶ月後テスト直前になり、皆が忘れたこ…

元旦の吉祥寺-『ライブテープ』

松江哲明監督の新作『ライブテープ』を観てきた。2009年元旦。ミュージシャン前野健太がギター片手に歌いながら吉祥寺の街を歩く。これが本編すべて内容である。その姿を松江監督はワンシーンワンカット74分で撮る。映画は神社から始まる。しばらくは前野…

フサフサブルース-『サロゲート』

映画『アバター』は去年末から観たいと思っているのですが、いつも満席でタイミングが合わず未だ観られていません。もう公開から1ヵ月ぐらい経つし、そろそろ観られるだろうと思って新宿ピカデリーに行ったのですが、やはり人気ですねー。また観られませんで…

食べちゃいたいくらい好き-『かいじゅうたちのいるところ』

最近風呂上りに腹筋とストレッチをしているのだが、相当体が鈍っているのか結構しんどい。そんなしんどさを紛らわすために「スパイク・ジョーンズBest Selection」というDVDを観ながら体を動かしている。しかしこれが滅法面白い。思わず腹筋をやめて画面に見…

2009年映画ベスト

一年とは早いもので、2009年も残すところあと数日。いろんな映画ブログで2009年トップ10をやっているので、ここでもやりますよ!この年間ランキングを付けたいがために映画を観ているところもありますんでね。ちなみに2009年上半期ランキングは以下の通りで…

イブにギロッポンで-『カールじいさんの空飛ぶ家』

今月初めての映画館!やっと映画館に行けました。しかもクリスマスイブのギロッポンヒルズ!映画館はカップルで溢れ、チケット売り場は長蛇の列!それでも売れていない『宇宙戦艦ヤマト』!男なんて映画なんてどうでもいいんでしょ!?その後の交尾のことし…

やっぱりタラが好き-『イングロリアス・バスターズ』

11月最後の映画は、みんな大好きクエンティン・タランティーノ監督の待望の最新作『イングロリアス・バスターズ』を鑑賞しました!ストーリーは単純でユダヤ人の女性とアメリカの軍人共が、ナチをプレミアの夜に皆殺しにする映画!!この映画で重要なのは、…

混乱-『脳内ニューヨーク』

『エターナル・サンシャイン』や『マルコヴィッチの穴』等の奇抜なストーリーを書くことで有名なチャーリー・カウフマンが初めて監督した映画『脳内ニューヨーク』を鑑賞しました。 人生失敗続きで行き詰った劇作家ケイデン(フィリップ・シーモア・ホフマン)…

死なない程度に三日間困れ!-『スペル』

愉快なホラー映画『スペル』を観ました!ホラー映画なのにあそこまで映画館で声を出して笑うとは思いませんでした。ショック描写がすばらしい。血を含む様々な体液が飛び散るシーンは観る者顔を歪めます。そして同時に笑えます。なぜならその強烈なショック…

大事なのは可愛い姉ちゃんが出てること-『●REC』

1を観てないくせに、調子こいてREC2の前売券を買ってしまったので[●REC]を観ました。[●REC]がすげぇ怖いというのは前から聞いていてビビりながら映画館に向かいました。万が一失禁するといけないので上映前2回もトイレに行きました。イヤー、ビビッたビビ…

ランディが二人!!-『アンヴィル!〜夢を諦めきれない男たち〜』

笑って、泣ける、最高のドキュメンタリー映画『アンヴィル!〜夢を諦めきれない男たち〜』を観ました。30年以上活動しているメタル・バンドのアンヴィルを題材にしたドキュメンタリー。80年代にメタルファンから絶賛されながらもなぜか売れなかったアンヴィ…