僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

サランへヨ、ペ・ドゥナ-『空気人形』

どうかしちまってる!!俺が夏の間中芝居なんていうつまらないことをしている内に日本はどうかしちまったのだ!俺がうっかりしている間に、世間は大人のおもちゃ「ダッチワイフ」のことを「空気人形」などというオシャレな名前で呼び出し、ついには韓国の女優を主演に映画まで撮りやがったのである。どうしたんだ、日本!!

もう秋葉原のエロタワーで「ダッチワイフください」なんて事を言ったら、後ろ指さされるのである。オナホールを買うのに2〜3時間じっくりかけている後ろ指さされるような人たちに後ろ指さされるのである。なんなら本当に刺されるのである。怖っ!!だからこそ俺は今日から「空気人形、空気人形・・・」と念仏のように唱えながら歩くハメになってしまったのだ。この世間のズレはいつからだったのだろうか。思えば去年のキングオブコントの採点方法に納得がいかなかったときからかもしれない。世間はあの採点方法に納得いっている。だって今年もそうだったもん!!あのとき気付きべきだった!!遅かった!!

ある朝突然、ラブドール(ぺ・ドゥナ)に心が宿り、メイド服を着て外へ飛び出す。空気人形はレンタルビデオ屋で見た純一という男に心惹かれ、そこでバイトを始める。心を持ったからっぽの人形と、心のどこかに空白をもった人間を通して、生きることの喜びと悲しみを描く。「人形と人間」「空気と虚無」「生と性」をめぐるファンタジーである。

それにしても今一番パソコンで変換しにくい名前を持つぺ・ドゥナが可愛すぎる。グエムルで初めて見たときからもう気になってしょうがない。映画の冒頭からぺ・ドゥナはもうフル・スロットルでオッパイを見せる。なんならと尻も見せる。「おいっ!俺の股間がハンガンの怪物!!」と劇場中のしょもない男たちは皆思ったであろう。その横で恋人はどんな思いだったのだろう。「私の方が乳輪小さいわ」とか思ったのだろうか。ていうか日曜の夜にダッチワイフの映画見るカップルってどないやねん!!絶対このあと道玄坂で空気の出し入れするやんけ!!

この映画の見所は空気を吹き込むシーンである。空気人形は好きな男の息で体中の空気を満たすことが性行為なのである。このシーンがとにかくエロイ。ホントにぺ・ドゥナは最高の女優だよ。サランへヨ、ペ・ドゥナ!!ヨボセヨ、ペ・ドゥナ!!ケンチャナヨペ・ドゥナ!!サムギョプサル、ペ・ドゥナ!!子供は大人と観に行って気まずくな〜れ。

空気人形 [DVD]

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