僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

フサフサブルース-『サロゲート』

映画『アバター』は去年末から観たいと思っているのですが、いつも満席でタイミングが合わず未だ観られていません。もう公開から1ヵ月ぐらい経つし、そろそろ観られるだろうと思って新宿ピカデリーに行ったのですが、やはり人気ですねー。また観られませんでした。ということで理想の自分になるという点においては『アバター』となんだか設定が似ているブルース・ウィリス主演『サロゲート』を観てきました!

映画のタイトルにもなっている「サロゲート」とは身代わりの自分ということ。近未来、ロボット工学の発達により人間の脳神経細胞をスキャンして<自分の分身=サロゲート>を自由に操作することが可能になった。しかもこのサロゲートは容姿を自分の好みで変えることが出来る。例えば40のデブのオッサンもパツキンボインのチャンネー(死語)になることが可能。主人公トム・グリアー(ブルース・ウィリス)の理想の自分は、髪の毛フサフサでお肌ツヤツヤだった。これがなんと滑稽なことか。そんなブルースを観れるだけでも十分1800円の価値があると思う。サロゲートは現代の携帯電話のように普及しており、世界の98パーセントの人間が日常生活で使用していた。その大きな理由に理想の自分になれるという他にも、完全な安全が守られているからという事もあるからだ。サロゲートが破壊されても家で捜査している本人は死なないのだ。しかしこのサロゲート依存症により、街は美男美女で溢れ、人々は生の感情をだんだんと無くしていくのだった。

SFでロボット(テクノロジー)VS人間というのはやりつくされた感があるが、十分に楽しめる作品に仕上がっていた。ロボットが自我を持ち人間に反乱するという『ターミネーター』で観られるような王道の流れではなく、人々がロボットに依存しすぎて次第に感情を無くし機械に近付いていくというのが新鮮で良かった。ロボットを通しての人間対人間の「人間とは何か」という戦いも楽しめます。

フサフサでツヤツヤなブルースを観れるのは『サロゲート』だけ!!

サロゲート/ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]

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