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僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

『シロメ』

『オカルト』『ノロイ』等の白石晃士監督の新作『シロメ』を観てきました!!

そもそもフェイク・ドキュメンタリーというのはドキュメンタリータッチでいかにうまくフィクションを入れることができるかっていうのが重要なわけです。作り物を入れすぎると醒めてしまうし、しかし逆にフィクションを入れないと話として面白くなくなってしまいますし、そのバランスが結構大切になってきます。しかし白石監督はもう嘘だらけなんですよ。『オカルト』(超傑作!!)なんて橋で起こった通り魔殺人を偶然カメラに収めたっていう始まりですし本編中にCGを多様していますし、嘘だらけなんですよ。でも面白いですし、それが白石監督の持ち味だったりするわけです。

内容はアイドルユニット「ももいろクローバー」がテレビの企画で廃墟にいる「シロメ」という化け物に会いに行くのですが、そこで次々と怪現象に巻き込まれてしまうという内容。これはどこが作り物かと言うと設定すべてです。そんなテレビ番組なんてありませんし、そもそもシロメなんて化け物もいません。しかしももいろクローバーというアイドルユニットは実際に存在します。ももいろクローバーは悪い大人たちに騙されてドッキリだと知らなされないまま怖い思いをします。つまり純粋な少女達(本物)が怪現象(フィクション)に巻き込まれどうなってしまうか。そのリアクション・人間模様を観れる映画です。最近の映画ですと『ブルーノ』と同じタイプの映画になります。でこの映画何が観所かと言いますと、やっぱりアイドル魂なんですよ!!僕、実はももいろクローバーが好きで最近ヘビーローテーションで聴きまくっているのですが、まぁ〜これがまた可愛い可愛い!!この子たちの良いところは全然媚びていないところで、私達の元気を見てください!!という感じなんですよ。笑顔も可愛いし、ダンスも上手い。もうそれを大スクリーンで観れるだけでも満足なんですよ。しかしそれだけじゃあ終わりません。

願い事を化け物「シロメ」の前で祈ると純粋な気持ちであれば願いは叶うのですが、純粋でなかったり軽い気持ちだったりすると地獄に引きずり込まれてしまいます。ももいろクローバーの願いは「紅白に出ること」。この強い思いのみで本当は嫌な廃墟の学校に入っていきます。ラップ音などの怪現象が起こると大声で歌ったり「紅白に出たい!!」と叫んで、怖い思いをかき消そうとします。そして化け物の前で一曲歌うことになるのですが、それが本当にアイドル魂が炸裂していて凄かったです!!さっきまで泣きじゃくっていた子たちが曲がかかると笑顔になり元気いっぱいに踊ります。そして歌っている途中にも怪現象が起こるのですが、そんなの気にせずに歌い続けます。絶対内心怖いのに・・・凄い。凄いプロ根性やで!!しっかりとももいろクローバーを可愛く撮れていますし、ホラータッチのアイドル映画ですね。

しかし作り手側の大人が良い意味でふざけ過ぎている。怪談話を話すと体調が悪くなってゲロを吐く怪談師や、見るからに偽織田無道と偽ギボ愛子の頼りにならない霊能力者。そして今回も出演するちょっと仕事の出来ないディレクター役の監督本人。白石監督作品恒例のショボイCG。これだけ面白い要素が入ってのにも関わらずホラーにまとまっているのは、やっぱり白石監督の凄いところだと思います。

ふざけた大人が少女の純粋な気持ちを弄ぶフェイクドキュメンタリー!!傑作です!!是非!!

最後にももいろクローバーのPVを。映画でも重要な役割のあかり(ねらいうっちの娘)が好きです。

オカルト [DVD]

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