僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

僕らのヒーロー『キック・アス』

去年のしたまちコメディ映画祭以来二度目の鑑賞。『キック・アス』は大盛況らしく渋谷の映画館では立ち見が出るほどで、またただいま公開規模を拡大中だそうです!!素晴らしい!!面白い映画がちゃんと公開されて評価されるのって本当に凄いし素晴らしいです!!良い良い!!あんまり面白い!面白い!と言って皆様のハードルを上げるのもアレなので、僕が『キック・アス』に感動するところを紹介します。

今までアメコミ発映画と言えば有名所だとバットマンやスーパーマン、最近の良かったもので言えばスパイダーマンやアイアンマンがありました。特に後者のスパイダーマン、アイアンマンは「僕らのヒーロー」として皆(主にボンクラ)が熱狂しました。がしかし!!この「キック・アス」こそが真の僕らのヒーローなのですよ!確かにスパイダーマンがり勉の不細工で腕からピュッピュッ白いドロっとしたいやらしい何かを出して僕らの心をガッチリ掴みました。がしかし結局は蜘蛛に噛まれないとダメだしヒーローになっても彼女ブスかよ!!MJってマイケルジャクソンかよ!!という結論に至りました。その後登場したアイアンマンのプラモデル感覚でスーツを作り上げるという行為で、僕らはまた心を鷲掴みされたわけですが、結局トニー・スタークは金持ちだし秘書可愛過ぎるし僕らはダウニーみたくシャブ中になれないから「実はこれ俺らのヒーローじゃなくね?」という結論に達しました。

俺らのヒーローは藤岡弘、先生しかいないと思っていた矢先に彗星のごとく突然現れたのがキック・アスなのです。オタク!メガネ!コミック好き!モテない!ゲイ(疑惑)!そして特殊能力なし!どこまでも自分の生き写しのような存在がヒーローになっていく。これこそが僕らのヒーローだー!キック・アスが初めてコスチュームを着て『タクシードライバー』さながら鏡に向かってポーズを決める姿にもうグッときてしまいました。最初はヒーローのフリをしていた彼がどんどん本物になっていく姿に感動しました。その自分の殻を一枚ずつ破っていく度に発せられる叫びにもう何度も涙してしまいました。『キック・アス』は説明できないけどグッとくるシーンがたくさんあって良いんだよなぁー・・・。

もちろんクロエ・モレッツ演じるヒットガールも最高ですよ!オ○○コ野郎と罵られながら蹴られたい!!あと原作版も映画とは違ったテイストでしたが面白かったです。

キック・アス (ShoPro Books)

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Kick-Ass Music from the Motion Picture

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