僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

良い所だけ切り取ればそりゃ美談-『ウッドストックがやってくる!』

ウッドストックがやってくる!』を鑑賞しました。1969年8月15日から3日間ニューヨーク州サリベン群べセルの丘で開催された、ロックを中心とした大規模なコンサート“ウッドストック・フェスティバル”の舞台裏とウッドストックを村に招いた青年と家族の話です。

僕はウッドストックフェスティバルに出演したザ・フーが好きなので観に行ったのですが、まったくライブのシーンがなくて残念でした。まぁそうですよね・・・実際のライブを観られたのは一部の人間という話もありますし、ウッドストックのライブが観たいんだったらドキュメンタリー『ウッドストック愛と平和と音楽の三日間』観ろって話だものな!期待した僕がバカだったよ。でもサントラにも使われていないってどうなのさ!それで出演していないドアーズの曲が使われているってなんなのさ!

さて映画はイマイチどこに何処に焦点を合わせればいいのか分からず最後まで困惑してしまいました。ウッドストックフェスティバルの伝説・良かったところだけを切り出して話にしたという感じでした。ウッドストックと言えばやっぱりヒッピーなのですが、あれだけ多くの自由と平和と魂の解放と音楽とフリーセックスとドラッグを愛している奴らが集まって皆が幸せな時間を共有したとは思えません。でもヒッピーはどういったものか・雰囲気はこの映画を観て理解できました。

主人公が町にウッドストックを招くまでは良かったのですが、地元の人々の様子を最後まで描いて欲しかったです。主人公一家は自由なヒッピーを観て成長していくのですが、彼がウッドストックを招いたのは完全な独断であるし、やっぱり自由万歳!とは言っても主人公はウッドストックを町に招いた責任があると思うのですよ。最後は「俺も今時の若者らしく旅に出るかぁ」とか言ってるけどゴミいっぱいだし、他の町の人とも和解していなし、はっきり言ってやりっぱなしですからね!すべてが終わった後に「この田舎町は観光地として永遠に人に愛されるようになった」とかちゃんと皆と和解するとかあれば良かったんですけどねぇー・・・。あとやっぱり薬ですね!そもそもの昔・国と薬の捉え方が違うとは思うのですが、なし崩し的に薬をキメる主人公はよくないよ!!しかもそのシーンに出ているのが長髪のポール・ダノな!!ビックリしたよ。あと親にドラック入りのブラウニーを食わせて、ハイになって踊り狂っている両親を微笑んで見るシーンは、本当におぞましかったです。

がしかし!素晴らしかったところもあります!!それはモザイクなしの裸体がたくさん見られるという所です!普通にチンコとかマ○毛映っていたけどどうゆうことなの?それともうっすらとボカシ入ってた?いよいよ映倫の基準が分からなくなってきましたねー。あと残念おっぱい祭でした!是非『ジャッカス3D』もモザイクなしでお願いします!

ウッドストック~愛と平和と音楽の3日間~ [DVD]

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