僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

うる覚えで書く夏に観た映画の感想

お久しぶりです。皆様、夏は如何でしたでしょうか?僕は『タクシードライバー』のトラビスに憧れ過ぎて生まれて初めてモヒカンにしました。でも出来上がりはトラビスというよりもマッドマックスの雑魚みたいでちょっと残念でした。汚物は消毒ですね。それ以外には海にも花火大会にもバーベキューにも何にも行ってません。夏らしいことは一つもしてません。水着のおねぇちゃんなんてここ数年肉眼で見たことがないので、水着というものが本当にあるのか疑ってきました。そんなわけでいつもどおり映画ばかり観ていたのでざっくりと感想を書いていきたいと思います。

『デビル』・・・監督ではないのですがシャマランが関わっているサスペンス映画。エレベーターに閉じ込められた数人が次々と死んでいき、これは悪魔の仕業だよ!という映画。シャマランが関わっているのでどんでん返しが気になってしまいますが、この映画は「オッス!俺、悪魔!普段こんなことしているんだ!」という悪魔小話のような内容でした。オープニングの空撮がかっこよかったです。

『死ね!死ね!シネマ』・・・渋谷にて。自分の映画を馬鹿にされた監督が津山三十人殺しばりに観客を惨殺していくのだが、映画の中で殺人が行われている映画館が実際に今鑑賞している映画館であり、ちょっと暗くなるだけで現実に監督が出てきそうな怖さがあった。普段僕らはホラー映画を観るとき、怖くはあるのだが所詮スクリーンという隔たりがあるので安心してしまうのだが、『死ね!死ね!シネマ』はその現実と映画の境界線を曖昧にしていくのが本当に凄かった。映画の中の呪いが現実に侵食していく感じがとても怖かった。

『復讐捜査線』・・・メル・ギブソンの復讐映画。やっぱりメル・ギブソンは狂ってからがカッコいいな!敵にアレをかけるシーンが最高。

『カーズ2』・・・ピクサーの傑作映画の続編。ただ今回の主役はマックイーンではなくメーターの方。『デュー・デート』のときと同じなのだが、脇で面白い馬鹿キャラを中心に持ってくるのはよくないと思った。脇でいろいろやるから面白いのであり、ソイツが中心に来るとただムカつくだけでしかない。残念。

『スーパー!』・・・もうね、エレン・ペイジが最高に可愛かった!『キックアス』で描かれなかったヒーローがいかに狂っているかを描いた作品。暴力の笑っていいのか迷ってしまう描き方のバランスが絶妙。ラストがやばい。

『モールス』・・・クロエかわいい。他は『ぼくのエリ』と一緒。

『ツリーオブライフ』・・・狂った映像がたくさん見れて面白かった。あと少年時代のドラマの描き方が丁寧で凄かった。父親映画というよりも母親映画という印象でした。

ナッシュビル』・・・ロバート・アルトマンナッシュビルを舞台にした群像劇。最後に何が待ち受けているのかが途中で予想できてしまうのだが、分かっていても感動してしまった。しかしあの瞬間に歌の力を持てないストリップのお姉ちゃんが可哀想で・・・可哀想で・・・。

『カンフーパンダ2』・・・ドリームワークスの傑作映画の続編。パンダ(名前忘れた)は『カーズ』のメーターと同じく馬鹿キャラなのだが、まだパンダの身なりなので愛することができました。カンフーパンダはアクションが結構激しいわりに何をやっているのかがわかるところが良かったです。あと決めるところは決めて抜くところは徹底的に抜くギャグの緊張と緩和の演出が上手かった。でもすぐにパンダが難しい技を会得していくのが残念でした。ちゃんと修行して会得してほしい。

他にも『アザーガイズ』『ハンナ』『ピラニア3D』『ハウスメイド』『監督失格』などを観ました。特に『ピラニア3D』は終わった後に何の知性も感じなかったのがとても心に残りました。イーライ・ロス楽しそうだったなぁ・・・。