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僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

不思議な体験があればお聞かせください

消えたインタビューズ

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便意。あるじゃないですか?便意。あれ?俺もしかしてウンコしたいのかなーみたいなの。ウンコしたいかもって気づいて、この「したいかも?」という時点では結構近くにトイレがあって行ける状態だったりするんですよね。でもなんかよくわからないけど「したいかも?」ってときにはしないんですよ、人間って。トイレに行ってウンコ出るまで待てばいいんだけど、なぜかしないんですよ。それでどうなるかってゴングが鳴るわけじゃないですか、俺が家に着くのが先か、もしくはウンコがパンツにダイブするのが先か。つまり俺対ウンコの試合が。それでいざ勝負!と電車に乗り込むわけです。でもそういうときに限って満員電車で前にいる奴のリュックが腹を無駄に圧迫してくるんですよね。あれ?なんだか、おかしいな。もしかしてコイツはウンコの回し者なのかな?とそれで僕はちょっと軽く睨むんですよ。なんなら実を出さないようにすかしっぺをこいたりしますよ、それは。けれどそのリュック野郎は次の駅に降りました。あぁ、これで安心だ、しばらくは大丈夫だ、とそうしてる間に乗り換えの駅までは行けました。その時点でも駅構内にトイレはあるわけなんですが、僕はそこのトイレには行かない。決して行かない。それはギブアップを意味しますから。もうあの「したいかも?」の時点でこのウンコは絶対に家のトイレにダイブ・ザ・ボットンと決心しているわけなんです。それでやっぱり僕も男の端くれじゃないですか。一度決めたことは最後まで守りたいじゃないですか。それでその乗り換えトイレの誘惑もスルーして電車を乗り継いだわけです。

・・・ガタンゴトンガタンゴトン・・・そういう日に限ってね、電車の運転が荒かったりするわけなんですよ。すると足を踏ん張る、つまりこれってかぎりなくキバルスタイルをしてしまっているんですよ。いつのまにかウンコにキバルスタイル固めですよ。これはもうなかなかの攻撃でね、さすがのプロのダップニストの僕も正直もうダメかと思ったわけです。でも勝負の女神はまだ僕を見捨てて無くてね、なんか凄い可愛い女性が同じ車両に乗っているわけですよ。だから僕って男の端くれだからちょっとスマした良い顔するわけじゃないですか?「ふふん。」って。スマートフォンの画面をスマートにタッピングし出すわけじゃないですか、トントンツーって。そんなこともあってなんとか便意をいったん忘れることができたんですよ。それで駅に到着して降りたとたんに今まで忘れていた蓄積された便意がくるわけじゃないですか。「は、はぅあ!」ですよ。なんならもう「は、はぅあ!」って小声で言ってるわけ。そこからが最終ラウンドですよ。駅から家まで約5分ちょい。最寄のコンビニにはトイレなし。かなりの逆境。早足且つ一歩一歩慎重に家まで歩く。やつはもう産声を上げんばかり。もうかれこれ20分以上我慢している。さぁ急げ!でも慎重に!ゆけ!ゆけ!ゆくんだ!

・・・家だ。家の扉が見えた。慌てるな。ここで慌てるのは素人。慌ててカバンから鍵を取り出すときに、鍵が手元から落ちたらもう奴の思う壺。僕は鍵を拾うために四つんばいスタイルを決められることになる。だから鍵は慎重に。慎重に人差し指と親指でつまむ。いいぞ、その調子で油断せず括約筋を締めたまま閉められた鍵を開けるんだ、それが括約筋を開くための最後の鍵。開いた。ぎ、ぎぎぎぎぃー。よし、勝利はすぐそこだ。トイレの扉を開けろ。さぁ便器に坐るんだ。しかしですね、そのときとても恐ろしいことがおきたんですよ。もうトイレに入った瞬間から私は安心感で緩めていたわけですね、括約筋を。あとはそれに合わせてすばやくズボンをおろすだけ。そこで問題が一つ。・・・ベルトが、ベルトが開かない。私の安物のガチャガチャベルトがこんなときに噛んで空かないんですよ。開け!開け!開け!一瞬の間に何度も心の中で叫びました。・・・そしてもう私は呆然と立ち尽くしましたね。これが敗北の味。明日から私は負け犬として生きなければならなくなりました。今までの人生が走馬灯のように流れていきます。小学校低学年のときに野グソした友人を馬鹿にしたこと。中学校のときに修学旅行のバスの中でウンコもらしたやつを「クセー!クセー!」と罵ったこと。私は今までのことを悔いました。ごめんなさい。生まれてごめんなさい。パンツにウンコ産んでごめんなさい。これが私がパンツに一本グソを丸々漏らすという不思議な体験です。