僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

2013年映画ベストテン

新年あけましておめでとうございます!「このバックには5000万円サイズの模型は入りません!」でお馴染みの2013年も終了ということで、恒例の映画ベストテンを発表します。毎年年末には発表していたのですが、去年は忙しくて年が明けてからの発表となりました。個人的なことですが昨年は3月から新しい職場で働き出したことにより、すっかり仕事で疲れてしまい、映画はなるべく観易いものを好むようになりました。その影響がベストテンに出てるかって言ったらもう分かりやすいくらい出てます。

 

2013年映画ベストテン

第1位『きっと、うまくいく

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 映画のCMなんかでよく「笑って泣ける映画!」なんてうたい文句を聞きますが『きっと、うまくいく』は嘘偽りなくそんなキャッチコピーが似合ってしまう傑作。インド映画の良いところはとにかく分かりやすいところ。良い奴は愛おしくなるくらい良いし、悪い奴はイラついて前の座席蹴り飛ばしたくなるくらい悪い。分かりやすい展開とおかしいくらいのテンションとこちらまで踊りたくなるダンスと華やかさと...もうなんでしょうかね、とにかく最高に楽しい。そんなものを仕事で疲れているときに見せられたらもうイチコロです。というわけで今年の一位に輝きました。この映画を観に行ったとき、坐骨神経痛になっていて、腰の激痛に耐えながら「俺の腰もきっとよくなる」とつぶやいていたのは、今となっては良い思い出。この流れている涙は映画に感動しているせいなのか、腰の激痛のせいなのか?『きっと、うまくいく』以来、自分の中にボリウッドブームがやってきて下半期はやたらインド映画を観ていました。*1あとウンコがカレー色なのもボリウッドブームだと思います。

 

第2位『ジャンゴ繋がれざる者』

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まぁ本当はね、今年のベストワンは『ジャンゴ』なんですよ。誰しも『ジャンゴ』が一位なんですよ。でも『ジャンゴ』がベストワンなのは分かり切ってることだからあえて1位にしないわけなんですよ。それはウンコがカレー色なんだってことぐらいあたり前なことなわけ。 そんなこんなで2位は『ジャンゴ』です。犬に喰われるところとか逆さ吊りでキンタマをサワサワされるところとかたくさん良いシーンがあるんだけれども、なぜか一番印象に残るのがビールの泡をヘラでこそぐシーン。まぁーとにかくそれがうまそうでうまそうで「おやっさん!生大ジョッキで!」って叫びたくなる。いつものタランティーノ映画はダラダラと無駄話しているのが普通なんだけど、『ジャンゴ』は無駄話なしでテンポよく話が進んでいくのも良かった。

 

第3位『キラー・スナイパー

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2013年、一番ヤバいものを目撃してしまった感覚になった映画。もうとにかく出てくる奴らホワイトトラッシュの馬鹿ばっかりで、そこに狂ったマシュー・マコノヒーが加わって混沌としていくんだけど、間違いなくこれを観た後一週間はフライドチキンは食べたくないね!あんなフライドチキンの利用法を見たらさすがのチキン・ジョージも驚愕するね!劇場未公開ビデオスルーでもいいけどソフト化激烈希望!!

 

第4位『クロニクル』

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 少年のやり場のないモヤモヤや有り余る力を超能力で表現し、やがてそのパワーが世界中を巻き込んでいき大波乱っていう...まぁ、AKIRAですわ!AKIRA!もちろんエグザイルじゃない方の!大友さんの漫画の方のAKIRA!大友つってもハウンドドックじゃない方の!超能力があってもエッチなイタズラはパンチラ止まりってのも良かったです。まぁ時間止めたり透明タイツを着るエッチなイタズラはSODに任せましょう!

 

第5位『ムーンライズ・キングダム

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いつものウェス節と『ファンタスティックMr.Fox』で得た絵本ファンタジーが見事に結合した素敵な映画。もう俺は人間を正面か真横かでしか撮らないっていうウェス・アンダーソンの心意気を感じました。ウェス・アンダーソンは6月に新作『グランド・ブダペスト・ホテル』が公開されるので楽しみです。

 

第6位『ウォールフラワー』

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学校では影が薄過ぎて、あまりの存在感のなさにいじめられもしない 主人公に友達ができて、人生を生きている心地がしてって......もうそりゃ俺好きさ、そんな話!ダンスパーティで主人公が勇気を振り絞り壁から離れて前へと少しずつ歩く姿に号泣しました。元気がないときに観たいシーンNO.1。

 

第7位『ローマでアモーレ』

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最近のウディ・アレンの「いろんな不思議な出来事起こるけど最後は全部都会の素敵な魔法のせいにしちゃえば皆も許してくれるよね!」シリーズ最新作。『ミッドナイト・イン・パリ』も面白かったけどもウディ・アレン本人が出てるのでコチラの方が好きかも。でもミッドナイトはオーウェン・ウィルソンが出ているのでアチラもアチラで好き。やはり神経質で偏屈でネガティブな老人役をやらせたら右に出る者はいないね、ウディ・アレンは。ある日突然理由もなく有名になる男だの、風呂場でしか歌がうまくない男だの、なんだかモンティ・パイソンを彷彿とさせる設定もとても面白かったです。

 

第8位『ラストスタンド

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パク・チャヌク(『イノセント・ガーデン』)、ポン・ジュノ(『スノーピアサー』)となぜかハリウッドデビューが続く韓国映画界なんですが、こちらも韓国の映画監督キム・ジウンのハリウッドデビュー作。さらになぜかシュワちゃん俳優復帰作を担当。キム・ジウンは確か『グッド・バッド・ウィアード』で韓国産西部劇をやっていた人で、その雰囲気と劇中のアメリカ国境の街の風景が絶妙にマッチしていました。毎年一本はベストテンに韓国映画枠があるのですが、今回はこれが韓国枠ということで。

 

第9位『ロード・オブ・セイラム』

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でました!ロブ・ゾンビ!セイラムの魔女の末裔がシェリムーン(ロブ・ゾンビの奥さん)で変なレコードを再生したら魔女が復活して、ついでに魔女崇拝者もやってきて、今度ロード・オブ・セイラムってバンドのコンサートがあるからいかなくちゃって話...なんだけれども終盤はカオス過ぎてもうよくわからんけど、ただただ何かとんでもないもの観てしまったなっていう印象。とりあえず手相を見てお前は淫乱だなんて言う婆には関わらないようにしようと思いました。

 

第10位『カルト』

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 いつもの白石晃士のフェイクドキュメンタリーに今回ネオという強烈なキャラクターが参戦。『超・悪人』の主人公やコワすぎの工藤や本作のネオや、よくもまぁこんな魅力的なキャラクターを毎回登場させることができるなーと感動しました。「ごめんなさい!さっきハンバーガー食べました!」という名言にヤられてしまい見事に今年の邦画NO.1に輝きました。

 

■今年一番良かった俳優

 間違いなくマシュー・マコノヒーでしょうなぁ。出演作の公開が多かったのも要因。あまりの多さに夏頃には『ペーパーボーイ』『マジック・マイク』『バーニー』と出演作が三本も映画館で観れる状態でした。それもこれも間違いなく『キラー・ジョー』の怪演のおかげなのでソフト化猛烈希望!!

 

■総括

蓋を開けてみたら『きっと、うまくいく』『クロニクル』『ムーンライズ・キングダム』『ウォール・フラワー』と見事にスクールカーストど底辺の奴らがワンサカ集まりました。ボクタチ底辺族!『パシフィック・リム』見て2週間くらいブツクサ言うくらいなら もうそういう話しか見なきゃいいのにって自分でも思いました。

そんなわけで2013年はこんな感じのベストテンになりましたがいかがでしたでしょうか?今年も休日は映画館で現実逃避!!

 

■これまでのベスト

2009年映画ベスト - 僕はDay Dream Believer

2010年映画ベスト&モロモロ - 僕はDay Dream Believer

2011年映画ベスト - 僕はDay Dream Believer

2012年映画ベストテン - 僕はDay Dream Believer

*1:きっと、うまくいく』が良かった人は『オーム・シャンティ・オーム』もオススメ!