僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

先輩になりました

春になり後輩が入社し僕も先輩になりました。後輩の初々しい姿を見ていると、自分も一年の間にだいぶ成長したんだなと感慨深くなったりしております。

ただその後輩には少し問題がありまして...それは過ぎるんですよね、鼻歌が。僕が「~~やっておいて」と後輩に指示をして作業させると、彼は高確率で鼻歌を歌いながら仕事をしています。いつなんどきでも余裕をもって生きていたい性分だかなんだが知らないんだけれども、僕以外の上司の前でも鼻歌を歌っていて、聞いているコチラがヒヤヒヤしてきます。なんなんでしょう、ほんとに。

この間、彼...もとい鼻歌くんと自分が駅のホームにいるとき彼が急に洋楽を歌い始めました。急に歌いだした彼に驚いて何も言葉にすることができない僕を見て「先輩。この曲わかります?」と質問してきました。

「...え?な、何?なんの曲?」

「え?わかりません?これですよ(と言ってまた歌いだす)」

英語の歌詞をしっかりと発音しながら歌う彼はまさにドヤ顔。あまりのドヤっぷりに歌っている歌詞も「ドヤ~♪ドヤドヤ~♪ドヤナンヤデェ~♪」と聞こえてきました。嗚呼、なんだか頭が痛くなってきた。

「いやわからないなぁ。なんの曲?」

「え?わかりません?オアシスっすよ!」

あぁ、そうかオアシスか。わからなかったよ、ごめん。でも君の鼻歌砂漠からオアシスに逃げたいのは僕の方だよ、鼻歌くん。ていうかもう歌ってる時点で鼻歌でもないじゃないか。そう思って僕にすることができた精一杯答えは「ごめん。俺ブラー派なんだ。」でした。すると彼は「うぇえ?マジっすか?じゃあオアシス派のボクと戦争ですね!」となぜだかうれしそうにしていました。オアシスかブラーかで言い争って戦争をするくらいなら僕は今このホームから飛び降りて戦争を終結させるよ。

そして今日また別の出来事がありました。昼飯中に話の流れで僕が今月に岡村靖幸のライブに行くことが話題になりました。すると彼は急に岡村ちゃんの「だいすき」を歌い始めたのです。それも「赤いブーツとやけに~」から「女の子のために今日は歌うよ」まで。そうつまりはフルコーラス。僕は鼻歌くんが「だいすき」を歌っている間、あまりのことにまたも何も言葉を発せずに、今にして思えば「なんでお前が歌うんや!」とか言えばいいものをそれもできず、ただただ不思議な気持ちと複雑な顔でフルコーラス聴いてしまいました。碇くんがもしこの場にいたら「こんなときどんな顔をすればいいのかわからない」と言って「笑えばいいと思うよ」と有難い説法なんぞを頂くこともできたのですが、そこにはもちろん碇くんはおらず、いたのは「だいすき」を歌う鼻歌くんと「逃げちゃダメだ」と心で叫ぶ僕の二人だけでした。

とりあえず素敵な後輩ができました。