読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

僕はDay Dream Believer

モロモロの日々

『インセプション』

インセプション』鑑賞。

大風呂敷(設定)を広げられるかぎり広げ、それを自分ですべてを回収する映画の仕組みにとても好感を持ちました!だから2時間半という長時間も楽しく過ごせる良い映画でした!

ストーリーは他人の頭の中(夢)に侵入してアイディアを盗むプロであるコブ(レオナルド・ディカプリオ)がサイトー(渡辺謙)に最も危険であるといわれる任務を依頼される。それはアイディアを逆に植えつける=インセプションするという任務であった。果たしてこの任務は成功するのであろうか、という感じです。

人間を描くというよりも自分で作り上げた世界観や設定を描くということに重心が置かれていたと思います。大まかな流れはインセプションという任務なのだが、そこには夫の妻へのトラウマ、息子と父の確執、カーチェイスや銃撃戦など、さまざまな要素がたくさん盛り込まれています。さらに舞台はロサンゼルス、ホテル、雪山の3段階の階層がある夢が戦いの場であり、もちろん夢の前には現実の世界や回想があって、そしてさらに深い夢の中などがあり、これだけ多くの要素と舞台があると混乱しそうなものなのですが、スムーズなカット割でとても見易く仕上がっていました。残り時間を観客に知らせる手段として橋から落ちていく車が水面に着くまでを砂時計のようにゆっくりと見せるというのが観ていて唸りました。

一人一人のキャラクターも立っておりそれぞれの見せ場もあって、無駄な登場人物がいなかったのが良かったです。「偽造師」「調合師」とう中学生男子チックなコードネームも観ていて愉快でした。夢の掴み所のなさというところを逆に生かし、突然道路に列車が走ったり街が塊魂みたいに折れ曲がったりするのも有りの世界観になっており、ここも設定をうまく使えていたところだと思います。特にぐるぐる回るホテルの廊下での(500)日のトムの決闘が観ていて楽しかったです。映画でしかできないことを最大限やっていたと思います。

ほんのちょっとだけ難解ですがそんなに分かりづらいこともないので「ホホゥ、なるほど」と賢くなった気分で観れる作品だと思います。2時間半全然辛くないですよ!

うーん、俺の文章能力のなさったら!